Surface Pro + OpenMediaVault 省電力サーバー化対応
やろうとしたこと / 目的
- Surface Pro 初代に導入した OpenMediaVault を無線LAN接続で常時稼働させたい
- 有線接続を外し、設置自由度を上げる
- 消費電力を抑えるため画面は消灯させたい
- NAS用途として安定運用できる状態にする
発生した課題・問題
- 無線LANが認識されない(過去は接続できていた)
- 画面消灯設定を入れると Wi-Fi も停止して OMV に接続不能になる
- Linuxのログイン情報を失念し、設定変更ができない
- nano エディタの操作方法が分からない
- 文字化けにより設定ファイル編集が困難
解決策・対応内容
1. rootログインの確保
- リカバリ的手順で root にログイン成功
- これにより設定ファイル編集が可能になった
2. サスペンド無効化
- 画面消灯とスリープ(サスペンド)が別物であることを確認
- サスペンドに入ると無線LANデバイスの電源が落ちるため通信断が発生していた
対応: - systemd の電源管理設定を変更 - 自動サスペンドを無効化
3. 画面のみ消灯させる設定
- コンソールのブランク設定を使用
- 画面表示だけ停止し、OSは稼働を継続させた
4. Wi-Fi維持の確認
- サスペンドに入らなくなったことで、無線LANインターフェースの電源断が解消
- OMVへ無線接続で継続アクセス可能になった
なぜ解決できたか(理論)
Linuxには以下の電源状態がある:
| 状態 | 内容 |
|---|---|
| 画面消灯(console blank) | 表示のみ停止、OSは動作継続 |
| idle | CPU低電力化、通信維持 |
| suspend (mem) | RAMのみ保持、デバイス電源断 |
| hibernate | メモリ内容をディスク保存して停止 |
今回の問題は「画面消灯」ではなく
自動サスペンド(suspend to RAM)に入っていたこと が原因。
サスペンド時は - PCIe - USB - Wi-Fiチップ
の電源が切れるため、ネットワークが消失し NAS が停止したように見えていた。
サスペンドを禁止し、画面消灯のみ有効にしたことで:
- OSは稼働
- ネットワーク維持
- 消費電力低減
が同時に成立した。
現在の状態
- 無線LAN接続で OMV 稼働可能
- 画面消灯中もネットワーク維持
- 常時稼働NASとして利用可能
- 低消費電力運用を実現
今後の利用想定
- 検証用NAS
- ファイル共有
- ネットワーク実験環境
- 常時起動サーバーとしての運用テスト